





【別 名】…ウンシュウミカン、キシュウミカン、マンダリン
概 要
中国原産のミカンはミカン科の常緑低木です。かなり古い時代に日本に渡来し、品種改良によってウンシュウ、キシュウなどの種類が生まれました。
現在でも、熊本、佐賀、愛媛、和歌山、静岡など海岸沿いの温暖な地方で栽培され、日本の冬に欠かせない果物になっています。
日本で品種改良された代表的な品種であるウンシュウミカンは、中国漸江省の地方名である温州の名前がついていますが、純粋の原種が温州から渡来したためにこの名前がついたとする説や、出雲の国名から雲集ミカンとなったという説もあり、由来ははっきりしません。寒さに強いため栽培しやすく、皮がむきやすく、貯蔵性も高いことから、現在では最も需要が高く、生産量の多さを誇っています。
ミカンの外皮を陰干しして乾燥させ、1年たったものは、陳皮と呼ばれる生薬になります。主に、胃もたれ、消化促進、食欲増進、かぜによるのどの痛みやせきなどに用いられます。古いものほどよいといわれる生薬のひとつになっています。私たちが日ごろ食べるミカンの外皮も、乾燥させれば陳皮になります。
【基原(素材)】…ミカン科ミカンその他柑橘類の成熟果皮です。陳旧なのがよいので陳皮と言います。
【温寒】&hellip温 【補瀉】&hellip中 【潤燥】&hellip燥 【升降】&hellip中 【散収】&hellip散
【帰経】…脾・肺
【薬味】…苦・辛 まず心に入ります。 次に肺に入ります。
【薬効】…理気(気を整える)作用 健胃作用 去痰作用 鎮咳作用
【薬理作用】…中枢抑制作用、抗痙攣作用、抗炎症・抗アレルギー作用。



