


【基 原】
中国、内蒙古に自生する小低木。
マオウ科Ephedraceae草麻黄Ephedra sinica Stapf(シナマオウ)その他同族植物の地上茎。麻黄の名は、舌の先を麻痺し、黄緑色になるところからくる。北満ではフタマタマオウを「馬不食草」と呼んでいる。放牧された家畜は、麻黄をよく知っていて、けっして食べない
【性 味】
味は辛・微苦、性は温。
【薬理作用】
◎中風・傷寒頭痛・瘟瘧を治し、
◎邪熱の気と寒熱を治し
◎五臓の邪気を除き
◎瘟疫と山嵐瘴気を治す。
◎上半身の浮腫。
【臨床応用】
主として平喘と外感風寒の治療に用いる。平喘・鎮咳に用いる。一般に杏仁を配合して平喘作用を増強する必要がある。肺熱による呼吸困難や咳嗽には、石膏などの清熱薬を加味する。肺寒による呼吸困難や咳嗽に用いる。
麻黄には平喘作用があるが、長期間連続して使用すると効力が激減するので、一般に慢性の呼吸困難・咳嗽には長期間使用せず、間歇的に使用すべきである。麻黄には大脳皮質に対する興奮作用があり、多量に使用すると過度の興奮のため不眠になるので、少量から用いて次第に適量を決めるようにする。蜜炙麻黄は副作用が比較的少ない。
外感風寒に用いる。冬期の外感病で、脈は浮緊・頭痛・筋肉が緊張して身体が痛むなどの症状がある表寒証に最も適している。春・夏・秋の外感風寒にも用いてよい。ただし汗が出ているものに用いると発汗過多になるので、使用すべきでない。
【用 量】
常用量1.5〜9g、一般に5〜6gを用いる。虚弱者には2〜5gでよい。体力のあるものの発汗・平喘には9〜12g、風湿による関節痛に対してはやや大量を用いる。
【使用上の注意】
高血圧のときには使用しない方がよいので、解表するときには紫蘇葉で、風湿による関節痛には鹿蹄草で代用する。
※取り扱い上の注意
1.天然物の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガスを封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
用法・用量を守って正しくお飲みください。




